波間


曇る窓伝い雫は落ち床を濡らす

最初から間違って言い訳にもならない雨が降る

遠ざかる人の声賑わいもざわめきも飲み込んで

風は穏やかに雨が降る
願う形はぼやけて流れる
そのままどこか遠くまで

また何かと訳紡ぎ
変われぬまま

あっけない結末 幻想の様な夢の様な
ゆきずりの海に 立ち込める濃霧 手探りで彷徨う

まだ耳に残る声、憎らしく愛らしく打ち寄せる

気づかぬ内に繰り返し
寄せては返す波間に挟まり
気づかぬ内に繰り返す

また何かと訳紡ぎ
変われぬまま

気づかぬ内に繰り返し
寄せては返す波間に挟まり
風は穏やかに雨が降る

また何かと訳紡ぎ
変われぬまま


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